ホロスコープ片手に「満月珈琲店の星読み」を読む
先月とても素敵な本と出会いました。
望月麻衣先生の「満月珈琲店の星詠み」
人生に迷った人達の前に現れる不思議な珈琲店。
迎えてくれるのはの猫のマスターと店員さん。
幻想的なスイーツに癒されて
星読み(占星術)によって自分と向き合い
人生のRe:スタートを切るようなお話。
・占星術に興味がある方
・ファンタジーがお好きな方
・癒されたい方
にはおすすめの本だと思います。
作者は望月麻衣先生。
「京都寺町三条のホームズ」や「わが家は祇園の拝み屋さん」など
京都を舞台にした作品を書かれている方です。*1
表紙のイラストは「満月珈琲店」のイラストを描かれている桜田千尋先生。
口絵にも4ページのイラストが掲載されています。
表紙を含めて、どれもずっと眺めていたくなるくらい素敵なイラストです。
このイラスト、私はTwitterで知りました。
宇宙や天体がモチーフになったメニューにとても惹かれて
こんな素敵なカフェがあるの?とすぐに検索したのを覚えています。
望月先生が書かれるお話は以前から大好きだったので、
新作が発売される
なおかつ、表紙が桜田先生
ということで、とても楽しみにしていました。
『「満月珈琲店」には、決まった場所はございません。
時に馴染みの商店街の中、終着点の駅、静かな河原と場所を変えて、
気まぐれに現れます。』(「満月珈琲店の星読み」より)
月明かりに照らされる珈琲店の不思議な雰囲気と幻想的なスイーツから癒しをもらい、
占星術によって人生を導いてもらった人たちの活躍からは元気をもらいました。
疲れた心をほっと癒してくれるようなお話に心が温かくなりました。
満月珈琲店のような場所こそ、現代社会に必要な場所なのかもしれません。
小説を読むと実際に満月珈琲店で星詠みしてもらいたくなります。
ですが、これはちょっと難しそうなので
こちらのサイトを参考に
①太陽、②月、③土星について自分で読み解いてみました。
軽い気持ちでやりましたが、当てはまっている部分が多くて驚きです。
①太陽星座:天秤座
自分の表看板である太陽星座。
天秤座はその名の通り、バランスや調和を表しているようです。
社交的なようですが、人見知りなのでそれは皆無だと思います!
ただ、調和のとれた人付き合いが出来るという意味では間違いはなさそうです。
会社でも友人関係でも苦手な人はいますが
基本的に人の好き嫌いはないので。
人の悪口とか陰口があまり好きではないのですよね。
この辺りは天秤座の性格が出ているのかもしれません。
②月星座:双子座
自分の内面の表す月星座。
双子座は好奇心旺盛な星座なのだそうです。
これはとてもよく分かりました。
ネットで新しいレシピを見つけたら試してみたくなったり、
社内メールで配信されるイベントが気になったり。
今回もそうですね。
小説を読んで占星術に興味を持ったので。
少しでもおもしろそう!と思ったらすぐにそれが気になりだします。*2
たまにどっぷりと沼にハマってしまいますが、
おもしろそうなことを見つけると次々に興味が移ってしまうというのも
好奇心旺盛な双子座の影響なのかもしれないと思うと納得です。
ただ、天秤座にも双子座どちらにも「社交的」というワードが入っています。
先ほども書きましたが、社交性は皆無なのでこれは疑問でした。
ですが、土星星座を読み解いて分かった気がします。
③土星星座:蠍座
土星は課題や試練を表す星、
そして蠍座は深い感情と結びつきを表す星座だそうです。
これは、もしかして、
「人付き合いが苦手」ということでは?
天秤座的な「当たり障りのない人付き合い」はできますが
そこから心を許せるような関係になることはほどんどありません。
自分を出すことが苦手なのです。
つまり
「自分をオープンにしていくことが人生の課題」
と捉えたら良いのでしょうか。
今の私にはハードルが高い課題かもしれません…。
今回3つの天体を読み解いただけなので
全体を読み解くとまた違ってくるのかもしれませんが
自分のことを見つめなおすきっかけになりました。
誰でも、自分のことは分かっているようで
意外と分かっていない部分があると思います。
自分のことを知る1つの方法として
占星術を使ってみるのも面白いかもしれないですね。
もう少し勉強して生きていく上でのヒントを得られればいいなと思います。
話が逸れましたが、
望月先生の文章はとても読みやすくて、
普段読書をしない方でもすらっと読めると思います。
占星術が気になった方もぜひ読んでみてください。
また、
8月19日には満月珈琲店の絵本も発売されます。
もちろんイラストは桜田先生。
そしてお話は望月先生が担当されます。
こちらもとても楽しみです。